日本一心のこもった恋文というシリーズ。コンテストの優秀作の恋文をまとめたもののようです。 
 この本に収録されてるものは、別れをテーマにした恋文。激しい怒りのものもあるし、静かな別れもあるし、優しいもの、素直なもの、たくさんの心にこもった手紙ばかり。ほんとにあった話なんだよなーと思うと、自分が知らないところで、こんなに多くのドラマがあったんだなとしみじみ思います。なかには切なくって、思わず涙腺が緩んでしまうような手紙もありました。
 審査をした脚本家の内館さんも書いているけれど、私も綺麗な別れを気取って嫉妬のようなものが見え隠れしているものが人間くさくて好きです。強がってる手紙を拝見すると、可愛いなと思ってしまいます。

 最近はメールやLINEがあるから、ラブレターなんて書く人も少なくなってるんだろうけど、この本読むと手紙(ラブレター)っていいなと思います。心がこもってますよね。