結構古い作品ですね。絶版になっているらしく、入手もなかなか難しいとか。訳はちょっと読みづらかったけど、魔術、スパイ戦などなど盛りだくさんな内容。魔術を前提とした本格ミステリを読むのは初めてな気がします。なんか魔術とミステリーって一緒にしちゃいけないような、ちょっとズルイ技が使えちゃいそうな気がしてたんですが、トリックは読者に対してフェアな感じですね。あんまり魔術関係ないような気がしないでもないけど、トリックに一応その要素は含まれてますしね。読み応えがあって、面白かったです。