目次
問いの前に 「子ども」のための哲学とは?
第1の問い なぜぼくは存在するのか
問いの合間に 上げ底と副産物
第二の問い なぜ悪いことをしてはいけないのか
問いの後に 哲学とは?

 哲学の入門書。主に、著者の疑問「なぜぼくは存在するのか」「なぜ悪いことをしてはいけないのか」について書かれている。いわば、哲学の仕方の手本のようなものが書かれています。

 「なぜぼくは存在するのか」は「<ぼく>と<他人>を区別するものは何か?」という問であり、「<ぼく>の唯一性は何に由来するのか」ということになる。(本書にもあり)特定の人間が自分であることの説明って、簡単そうで意外と難しい。
 哲学なんて小難しいものだと思ってましたが、やろうと思えば誰にでも出来るのですね。ちゃんと学べばおもしろそうな分野です。

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