魔法使いがたくさんいるというのに、魔法が違法という世界。前半部分はチャールズやナンたちの個性の強さにやや押され気味で読んでました。個性があるのはよいことなんですけれど、それが強いと疲れてしまうというか。はじめは良い奴の描写がなかったので、みんな嫌な奴なのかとちょっと焦りました。…良い奴ばかりってのも面白みにかけますけど。

 クレストマンシーが出てくるのは少しの間だけですが、彼が出てくる辺りから楽しくなってきました。魔法使いはだれだ、という謎解きもなかなか面白かったです。最初に先入観を持って読んでいただけに。