著者が旅をした際に撮影した写真と、その旅にまつわるエッセイ集。外国にはいつか行ってみたいと思うのですが、言語がやはりネックになってて、なかなか実行に移せず。まあ、それ以前に時間もお金もかかるので難しいというのもあるんですけど。

 でも、そんな言葉の壁すらも、著者にとっては旅の中の醍醐味の1つのようで、知らない言葉の中にいるときは、その雑音も一種の安らぎに感じ、日常の中には必ずあるのにいつも気づかなかったような細かな音も聞き取ることができるのだそう。
 外国の(主にドイツ・フランス)人々や景色の写真を見て、旅っていいなあと改めて思う。のんびりとした空気の漂う写真です。