次、竜になるなら終くんかなあと前巻を読み終わったときに思ったりしてたんですが、見事当たってました。(というか長男の始さんが最後というのはお楽しみはとっておくってことなんでしょうかね、やっぱり)でも、それだけじゃなくて水・火ときて竜になったら次は何を司るんだろうっていう予想も当たってたりしました。終くんが風って合ってると思います。他の子もそうだけど。
 今回もバトルは多かったです。終くんだけじゃなく、一度竜になったことのある余くんまでも竜になってしまいます。三男を止めるために。竜をもって竜を制すだなんて、と本編でも敵に褒められ(?)ていた始さんですが、余くんを優しく諭すところとか、ほんと長男なんだなあと思います。かっこいい。

 しかし、バトルは面白かったんですが、政治や政治家批判っぽい文が気になります。(けど、そんな政治家たちの描写以上に竜堂家のお隣さんの花井さんの奥さんの行動に驚いたり。あれはちょっと異常じゃないかと)(噂好きのおばさんを酷くするとああなるのかな)前よりもなんだか多いような気がして。読んでいて大丈夫なのかなあなんて心配になったりもしましたが、巻末の対談にもあったけれど結構大丈夫みたいですね。ストーリーは相変わらず面白いので一気に読むことができます。