右(め)と左(さ)の藤原家の権力争いに宮中が揺れ、光源氏の立場に暗雲が立ちこめる。そんな時、政敵の姫・朧月夜との密通が露見。源氏は窮地に立たされた。京を追われ、ひとり須磨へと旅立つが、そこで明石の上と出会う。

・葵の上の夕霧の出産
・六条の御息所の生霊による葵の上の死
・桐壺帝の崩御
・藤壺の出家
・源氏、須磨に行く。明石の君と出会う。

 簡単に掻い摘むと内容はこんな感じでしょうか。須磨・明石の話は有名みたいですね。源氏のターニングポイント的な話といってもあながち間違ってないようにも思えますが。
 大まかな話は大体わかるのですが、やっぱり唐突に新たな登場人物が出てきて、なんか話が進んでいたりすると戸惑いますね。源典侍が出てきたときとか。まあ、原作の方も突然の展開とかあるみたいだから無理もないといえばそうなんですが。でも、よくまとまってるなあと思います。ところで巻の順番は原作に忠実なんだろうか。内容はわかってもどうも巻の名前と順番がわからなくなってしまい…。出てくる女性陣たちの名前で見当はつくんですけど。