甘栗と金貨とエルム
単語といえば、作中ではぼかさずにしっかりそのものの名前(商品名)が使われているので、色々とイメージしやすかったですね。この方の作品はどれもこんな感じなのでしょうか。文体も読みやすくて、すらすら読めました。キャラクターも等身大というのか、魅力的でした。ただ主人公の周りの人物(友人の直哉、同じ部活だった三ヶ日さんなど)と主人公の関係ももうちょっと見たかったです。メインはエルムの母親探しなので仕方ないんですけど、もう少し彼等のやり取りも見たかったなあ、なんて思ったりしました。
主に日々の読書備忘録。趣味ブログです。児童書から一般書までなんでも読みます。ネタバレにご注意ください。