岩波少年文庫から出ている、日本民話集。ちょっと古いものなので、文庫というよりはハードカバーなんじゃという感じです。まあ、小さくはあるんですけど。収録されているものは割と知られているものが多めなのではいかと思う。タイトルは知ってるんだけど、内容覚えてないっていうのがいくつかあったので、また読めて良かった。

収録話 
ツブむすこ / 大工と鬼六 / なら梨とり / うばっ皮 / あとかくしの雪 / かにむかし―さるかに― / こぶとり / たぬきと山伏 / みそ買い橋 / 木竜うるし / 瓜コ姫コとアマンジャク / ききみみずきん / 天人女房

 「大工と鬼六」…似たような話に、イギリスだかの民話の「トム・ティット・トット」。名前をあてる、という点が。名前の力というのは、なんだかすごいものなんだなあと思う。